プレイヤーの分身となる主人公。 故郷で戦いに巻き込まれた際に、離れ離れになった家族を探しに冒険に出た。 ダンジョンの奥にあるという何かから、どのような力であれ手がかりを求めトールウェルにやってきた。 耳長の種族としてはあまり器用ではなく、細工などの作業は苦手。またぶっきらぼうなところもある。 長い冒険の経験からそうなったようだ。基本的には楽天家で、好奇心には忠実。

「冒険に困難はつきもので、ぶち当たった時は自分が成長するチャンスだと思った方が良い。 人生と何ら変わらない。乗り越えられて生き残ったものだけが言える綺麗事かもしれない。 だからこそ、そう思って前に進むしかないんだ。」

火を使う人間の魔法使い。 過去に原因不明の火災から故郷が焼かれたものの不可解な点が多くあった。 火の魔術にその手がかりを求め、学ぶうち自身もそれを使えるようになった。 原因究明のためトールウェルにやってきた。

「いにしえの時代から火は様々な形で人とあった。 魔除け、明かり、兵器、そして色々なものにも喩えられてきた。 怒りや憎悪、激しい人々の想い。 身を守る手段にも災いにもなる火には辛い思い出もあるけれど、 真正面から向き合った今ならきっとうまく扱えるはず。」

自国を家族と共に失い、死ぬこともできず希望を探し放浪していた人間の騎士。 ダンジョンの奥にある何かから希望を得るためか、死に場所を求めてかトールウェルにやってきた。 主に槍と剣を使う。真面目。

「国が滅びる時、そこにはおびただしい命のやり取りが存在する。 後に語られる、文章としてはたった一行のことだとしても。 どんなにみんなの無事を願っても、どんなに平和を望んでも、それは叶わなかった。 」

黒猫の亜人で人間より力がある。 夜目が効き、耳も人間より良い。 俊敏な動きはあまり得意ではない。 主人公と同じ楽天家だが、言動から顰蹙を買うことも多い。

「みんなしかめっ面ばっかりで、辛気臭いニャ。 誰が死んだとか、どこそこが滅ぼされたとか。 そんなの生き物なら覚悟していて当たり前じゃないのかニャ？ こういうこと言ってるとみんな嫌な顔するけど、 冒険は、旅は楽しくなきゃ。いや、人生自体その方が良いに決まってるニャ。」